
こんにちは!外出支援サービス「まほら」です。
前回は、食中毒予防の3つの基本「つけない・増やさない・やっつける」をお伝えしました。今回は、夏のおでかけで欠かせない**「水分補給」と「軽い食事」の持ち歩き**について、元救急隊員の視点から注意点をお話しします。
「冷たい飲み物を持ち歩くのは当たり前」と思われるかもしれません。しかし、実はその「持ち歩き方」に、大きな落とし穴が潜んでいるのです。
飲みかけのペットボトルは「菌の温床」!?
最も注意していただきたいのが、「一度口をつけたペットボトル」の常温放置です。
私たちの口の中には、多くの細菌が存在します。ペットボトルに直接口をつけて飲むと、その菌がボトル内に逆流します。夏場の高い気温の中、その飲みかけのボトルを常温で放置すると、ボトル内で菌が爆発的に繁殖してしまうのです。
「さっき開けたばかりだから」と安心しないでください。特に麦茶やスポーツドリンク、ミルク入りの飲料などは菌が好みやすく、数時間で安全基準を超えるほど菌が増殖することもあります。
救急現場でも、夏場に「家から持ってきた飲み物を飲んで体調を崩した」というシニアの方に接することがありました。原因をたどると、前日から常温で放置されていた飲みかけのボトルだった、というケースも少なくありません。
【対策】
口をつけたペットボトルは、必ずその日のうちに(できれば数時間以内に)飲み切る。
長時間持ち歩く場合は、直接口をつけずにコップに移して飲む。
こまめに冷蔵庫や保冷バッグに入れ、低温(10℃以下)を保つ。
テイクアウトの軽食、「常温持ち歩き」は絶対にNG
サービスエリアや旅先で買ったおにぎり、サンドイッチ、お弁当などの軽食。これも夏場は非常に危険です。
購入時は冷たくても、保冷剤なしでカバンに入れたり、車内に置いたりすると、あっという間に菌が繁殖する温度帯(20℃〜50℃)になってしまいます。「すぐ食べるから」と思っていても、おでかけ先では予定が変わり、食べるのが遅くなることもありますよね。
シニアの方は脱水症状を起こしやすいため、こまめな水分補給は必須ですが、その水分が菌の温床になっていては本末転倒です。
【対策】
テイクアウトしたら、できるだけ早く(目安は1〜2時間以内)食べる。
持ち歩く場合は、必ず保冷バッグと強力な保冷剤を活用する。
車内など、高温になる場所に放置しない。
まほらからのワンポイント
夏のおでかけでは、「冷たいものは冷たいまま」持ち運ぶのが鉄則です。
ペットボトルを凍らせて持参したり、保冷効果の高いマイボトルを活用するのもおすすめです。
正しい知識で、安全に水分補給とお食事を楽しみましょう。
